固定金利を選んで後悔した話:変動金利にしておけばよかったと今になって思う理由
「変動金利は怖い」という漠然とした不安から、安心を求めて固定金利の住宅ローンを選んだ私。しかし、数年経った今、金利の動きを見ては「変動金利にしておけばよかった…」と後悔しています。この記事では、固定金利を選んだ私が感じている後悔の理由と、今後の住宅ローン選択で後悔しないための考え方についてお話しします。
固定金利を選んで後悔した話:変動金利にしておけばよかったと今になって思う理由
これは、私が住宅ローンを組んだときに「安心」を最優先した結果、今になって「もしかしたら損をしていたのではないか?」と後悔している実話です。
あの頃、私は住宅ローンを組むにあたり、様々な情報を集めていました。「変動金利は金利上昇リスクがあるから怖い」という漠然とした不安と、「固定金利は返済額が変わらないから安心」という言葉に強く惹かれました。
当時の金利は以下の通りです。
- 変動金利: 0.4%
- 10年固定金利: 1.2%
- 全期間固定金利: 1.5%
「毎月の返済額が変わらない安心感は何物にも代えがたい」──そう思い込んだ私は、変動金利より高い金利を受け入れて、全期間固定金利を選びました。
「安心」と引き換えに払った高い代償
住宅ローンを組んでから数年が経ち、私は自分の選択を何度も後悔するようになりました。
後悔その1:金利差がもたらす返済額の大きな違い
まず、最も痛感したのは、固定金利と変動金利の金利差がもたらす月々の返済額の大きな違いです。
私の場合、変動金利を選んでいれば、当初から月々数万円も返済額が少なかったことになります。この数万円が、家計にどれほどのゆとりをもたらしたことか。子どもが生まれて教育費がかかるようになった今、その差額の大きさをひしひしと感じています。
後悔その2:金利が予想に反して上がらなかった
私が固定金利を選んだ最大の理由は「将来の金利上昇リスク」を避けるためでした。しかし、私がローンを組んでから今日に至るまで、日本経済はデフレからの脱却に苦戦し、日銀は低金利政策を維持しています。
もちろん、世界経済は金利が上昇していますが、日本だけは異次元の金融緩和が継続されています。私は、金利が上がらないリスクを軽視し、「金利が上がる」というシナリオばかりを想定していました。結果として、変動金利のメリットを享受できる機会を自ら手放してしまったのです。
後悔その3:返済額が減っても繰り上げ返済しにくい
固定金利の返済額は一定なので、景気が良くなり収入が増えても、繰り上げ返済をしない限り返済額は変わりません。変動金利であれば、収入が増えた分を「金利上昇リスクへの備え」として貯蓄に回すという戦略が取れます。
しかし、私の場合は、毎月高い固定金利を払い続けているため、貯蓄に回せるお金が少なく、繰り上げ返済にもなかなか手が回りません。もし変動金利を選んでいれば、低金利の恩恵を最大限に活用し、繰り上げ返済で元金をどんどん減らせたかもしれない…と思うと、後悔の念に駆られます。
「固定金利」が正解だったかもしれないシナリオ
もちろん、私の選択が絶対に間違っていたわけではありません。今後、日本の金利が急激に上昇する可能性もゼロではありません。もしそうなれば、変動金利を選んだ人は大きなリスクを負うことになります。
- シナリオ1: 日本経済がV字回復し、日銀が急激な利上げに踏み切った場合。
- シナリオ2: 世界的なインフレがさらに加速し、円安が止まらなくなった場合。
- シナリオ3: 突発的な地政学的リスクなどで、経済が大きく混乱した場合。
このような状況になれば、固定金利を選んだ私の選択は正しかったと言えるでしょう。
しかし、私は「将来の不確実性」という漠然とした不安に囚われすぎて、足元の「確実な金利差」というメリットを完全に無視していました。
まとめ:住宅ローンは「絶対」がない
今回の経験から私が学んだのは、住宅ローンに「絶対」の正解はないということです。
固定金利には**「安心感」という大きなメリットがある一方で、「変動金利のメリットを享受できない」というデメリットがあります。逆に、変動金利には「低金利の恩恵」というメリットがある一方で、「金利上昇リスク」**という大きなデメリットがあります。
大切なのは、**それぞれのメリットとデメリットを正しく理解し、自分のライフプランとリスク許容度に合わせて判断することです。**目先の安さに飛びつくのも、漠然とした不安に囚われすぎるのも、後悔のもとです。
これから住宅ローンを組む方は、ぜひ両方の金利タイプを比較し、専門家の意見も聞きながら、納得のいく選択をしてください。私のように後悔しないためにも。