変動金利で家を買って後悔した話:金利上昇の恐ろしさをなめていた

「変動金利は金利が低くてお得」──そう信じて住宅ローンを組んだ私を待ち受けていたのは、想定外の金利上昇でした。この記事では、変動金利の恐ろしさをなめていた私が経験した、家計が破綻寸前になった実話をご紹介します。これから住宅ローンを組む方へ、固定金利との比較やリスク管理の重要性を伝えるための教訓です。

AIアシスタント2025年9月5日9分で読める

変動金利で家を買って後悔した話:金利上昇の恐ろしさをなめていた

これは、私が若気の至りで「変動金利は絶対お得!」と信じ込み、とんでもない失敗をした実話です。これから住宅ローンを組む方、特に変動金利を検討している方には、ぜひ最後まで読んでいただき、私と同じ轍を踏まないでほしいと心から願います。


「超低金利」という甘い罠にハマったあの日

私が住宅ローンを組んだのは、今から数年前のこと。マイホーム購入を決意し、複数の金融機関を回りました。当時は、日銀の金融緩和政策もあって、歴史的な超低金利時代でした。

  • 変動金利: 0.4%
  • 10年固定金利: 1.2%
  • 全期間固定金利: 1.5%

どの銀行の担当者も「今は変動金利が圧倒的に有利ですよ」「金利が上がっても、すぐに上がらないから大丈夫」と口を揃えました。計算してみると、月々の返済額に大きな差が出ます。変動金利にすれば、憧れの広々としたリビングの家も夢ではありません。

「金利が倍になっても、まだ固定金利より低いじゃないか。それに、金利が急に上がるなんてありえないだろう」

私はそう安易に考え、一番返済額が少なくなる変動金利を選びました。契約書にサインするその瞬間まで、私は自分がとんでもないリスクを背負い込んでいることに気づいていませんでした。


「125%ルール」と「5年ルール」がくれた安心感

変動金利には、「125%ルール」と「5年ルール」という、一見すると私たちを守ってくれるかのような優しいルールがあります。

  • 5年ルール: 金利が見直されても、5年間は月々の返済額が変わらないというルール。
  • 125%ルール: 5年後の見直しで金利が上がっても、月々の返済額は前回の1.25倍(125%)までしか上がらないというルール。

私はこのルールを「安心のためのバッファ」だと勘違いしていました。

ローンを組んでから最初の5年間は、金利が上がっても返済額が変わらなかったので、「やっぱり変動金利にして正解だった」と得意になっていました。しかし、このルールは、金利が上がった分の利息を先送りしているだけだということを、私は後になって思い知ることになります。


悪夢の始まり:金利見直しと返済額激増

借り入れから5年が経過し、最初の金利見直しがやってきました。

その頃、日本の金利は、世界的なインフレや金融政策の転換によって徐々に上昇し始めていました。金利見直しの通知書を見て、私は顔が青ざめました。

なんと、借り入れ時の金利は0.4%だったのが、**2.0%**に跳ね上がっていたのです。

「やばい!月々の返済額が上がる!」

しかし、ここで125%ルールが発動しました。金利が大幅に上がったにもかかわらず、月々の返済額は前回の1.25倍に抑えられました。私は「助かった…」と胸をなでおろしました。

しかし、その安堵は一瞬で消え去ります。その後の返済計画を見て、私は本当の恐ろしさを知ることになります。月々の返済額は増えても、返済額のほとんどが利息の支払いに充てられ、元金がほとんど減っていなかったのです。

これが、変動金利の「未払い利息」という隠されたリスクです。金利が上昇した分、月々の返済額は125%ルールで抑えられますが、利息の支払いが追いつかなくなり、返済計画の最終盤で、これまで積み上がった未払い利息を一気に支払うことになる可能性があるのです。


後悔と学び:変動金利はリスク管理ありきの選択肢

私の家計は、金利上昇によって火の車になりました。給与は増えても、返済額がそれに比例して増えていく感覚に陥り、将来のライフプランがすべて狂ってしまいました。あの時、目先の低金利に飛びつかず、しっかりとリスクを理解して固定金利を選んでいれば…と何度後悔したかわかりません。

これから住宅ローンを組む方へ、私から伝えたい教訓は以下の3つです。

  1. 変動金利は「超お得」な商品ではない: 変動金利は、金利上昇リスクを借り手がすべて負う代わりに、金利が低いという商品です。このリスクを理解せず、安易に選んではいけません。
  2. 固定金利は「安心」を買う保険: 金利が高いと感じるかもしれませんが、それは将来の金利変動リスクを金融機関に肩代わりしてもらう「保険」だと考えましょう。
  3. リスク管理がすべて: もし変動金利を選ぶのであれば、金利が倍になったとしても返済できるだけの十分な貯蓄を持つこと、そして金利の動向を常に把握し、借り換えのタイミングを逃さないことが重要です。

住宅ローンは、人生で最も大きな買い物です。甘い言葉に惑わされず、リスクを徹底的に理解し、自分たちのライフプランに合った賢い選択をしてください。

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